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大分の肝臓専門医 森内科医院

ラミブジン

ラミブジン

ラミブジンは2000年から使用できるようになったお薬で、抗ウイルス作用が強く、その効果がとても期待されています。
しかし、一旦飲み始めると一生飲み続けなければならないことが多く、勝手に中止するとウイルスが急に増えて、とても危険な状態になります。また、耐性株といってこのお薬が効かないウイルスが出現することもあり、肝臓の専門家によるお薬の処方、経過観察が必要です。
【作用機序】
逆転写酵素阻害剤:DNA合成の途中で逆転写酵素に結合して、それ以上の合成を不可能にする。
【ラミブジンの問題点】
1. HBVの完全駆除は不可能
2. 投与中止後のHBV再増殖、増悪(肝不全)
3. 耐性株の出現(6-8ヶ月で出現)
4. 慢性肝炎以外の病態に関して
【ラミブジンによるB型肝炎ウイルス(HBV)の陰性化】

HBV 陰性化率 陰性化までの期間
>8 38% 3.5M
7-7.9 88% 3.0M
6.9< 100% 1.8M