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大分の肝臓専門医 森内科医院

C型肝炎の治療

【C型肝炎の治療方法】

ウルソデオキシコール酸(ウルソ) ・・・ 抗炎症薬
強力ミノファーゲンC(強ミノ) ・・・ 抗炎症薬
インターフェロン ・・・ 抗ウイルス
経口2剤・・・抗ウイルス
瀉血療法 ・・・ 抗炎症作用

などがあります。
特にインターフェロン療法はウイルスが少ない人には70%くらいの確率でウイルスを無くすことが出来、ウイルスの多い人にもインターフェロンを使うことで肝臓癌の発生率を低下させることが出来ると言われています。

また、インターフェロンの再投与や長期投与も認められましたし、リバビリンというインターフェロンと併用することにより、ウイルスが多い人にもペグインターフェロンの治療効果を向上させる薬も発売されました(2004年)。2011年からは第一世代のプロテアーゼ阻害剤(テラプレビル)+ペグインターフェロン+リバビリン療法が認可され約90%の著効が得られるようになりました。しかしながら副作用の出現が高頻度であったため、高齢者、肝硬変の患者さん、種々の合併症を持つ患者さんには使用困難なことが多く認められました。2013年12月からは副作用の少ない第二世代のプロテアーゼ阻害剤(シメプレビル)+ペグインターフェロン+リバビリン療法が認可されました。

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詳しくは肝臓専門医にご相談ください。

ウイルス量が多くインターフェロンが効きにくい人はウルソ、強ミノ、インターフェロン少量長期投与、瀉血などを組みて、GOT、GPTを出来るだけ低くすることが肝癌発生率を低下させるためには重要です。

2015518日に2C型肝炎の治療薬である、ソバルディが発売されました。
一錠が6万円と高価ですが、助成金の対象となることが決まりました。リバビリンとの併用12週内服で96.4%の効果があるとされています。

詳しくは専門医にご相談ください。

 

【血小板低下例に対する治療】

ckan2.血小板が低値でインターフェロン(IFN)治療が行えなかったり、十分量のIFN投与が不可能である場合は、脾臓を外科的に摘出したり、血管造影の手技を使い(IVR)脾臓の血管をつめて脾臓を小さくする脾動脈塞栓療法(PSE)を施行することによりIFN治療
が可能となる場合があります。主治医の先生、肝臓専門医と相談してみてください。虎ノ門病院のデーターではインターフェロンが効かなかった人でもいろんな治療を組み合わせることにより、74.6%の肝機能正常化が可能であったということです。

お気軽にご相談下さい。